ストーリー
始まりは中学生の時でした。
野球にハマり、球技が苦手で下手くそではありましたが、本気でメジャーリーガーを目指していました。
自分が下手くそなのは理解していたので「どうすれば上手くなるのか」ということを考え、調べては練習、練習しては調べるということを繰り返していました。もちろん高校でも野球部に所属し、朝から晩まで野球のために学校に通っているほど練習をしていました。
しかし、残念ながら力及ばず、試合にでることすらできないまま高校生活は終わりました。
この本気で打ち込んだ(つもり)にもかかわらず、なぜこんなにも上達しなかったのか。何が間違っていたのか。本当に効果のあるトレーニングは何か、理想の打ち方、投げ方、走り方とはどんなものなのか。筋トレをし、走り込み、素振りをして栄養も考え、動体視力も鍛えて普通の高校生活を捨てても勝つことができなかった理由は何だったのか。それを知るためにトレーナーになりました。
今はアスリートのパフォーマンスアップを専門に教える人が持つような資格である「CSCS(ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)」の資格を取り、一般の方から高校生までトレーニング指導をしています。
そしてトレーナーとして勉強していくと、やはり愛媛のスポーツはあまりにも遅れているということをとても痛感することになります。甲子園で優勝するような高校に指導しているトレーナーのセミナーや科学的に正しいトレーニングの知識などを知るたび「あのときこのことを知っていれば」と思うことは日常茶飯事です。
だからこそ、これからのアスリートには同じ思いをしてほしくないと思っています。
そのために、愛媛県にドームアスリートハウスのような「専門的なスポーツトレーニング施設」が必要だと考えています。
プロレベルの指導が受けることができ、愛媛からでも十分にプロを目指せる環境づくり。その実現が、今の僕の夢です。
その夢の実現のために、やらなければならないことは沢山ありますが、一歩ずつ進んでいこうと思います。