300y飛ぶようになった理由を言語化してみる
ゴルフのスコアについては、正直に言えばここ5年ほど更新していません。コースに行く時間も費用もなかなか確保できず、最後に回った頃のベストは120前後です。ですので、あくまで素人の一意見として読んでいただければと思います。
ただ、シミュレーション環境ではドライバーで300y前後、ヘッドスピードは50m/s程度が出ています。昔はそこまで出ていませんでしたが、去年あたりから身体の使い方が大きく変わり、それに伴って飛距離も正確性も明らかに向上しました。
せっかくなので、その変化について書いてみようと思います。誰かのヒントになれば嬉しいです。
まず、プロのスイングを見ると、非常に大きな捻転があることに気づきます。以前の私は、それを「体が柔らかいからできるのだろう」と単純に考えていました。
しかし今は、そもそも動作様式が違うのだと考えています。
以前から私は、「体内に支点がある状態は質が悪い」「支点は身体の外にあればよい」と考えてきました。
たとえば挙手をする場面を想像してください。普通に手を挙げると、多くの場合、肩に“ぶつかり感”が生まれます。肩が支点となり、そこで動きを受け止めてしまうからです。
一方で、身体全体を“手”だと仮定して挙げてみるとどうでしょうか。肩のぶつかり感は消え、下半身や体幹までが挙手という動作に参加していることに気づくはずです。
この違いが重要です。
話をゴルフに戻します。
スイング時に腰を支点にすれば、腰で止まります。肩を支点にすれば、肩で止まります。
「支点にする」というのは、その部位でエネルギーを受け止めてしまうということです。
スイングが振り切れない理由は、柔軟性の不足だけではありません。
「そこで受け止める構造で動いている」こと自体が問題である可能性があります。
これは私自身の実体験でもあります。野球部時代、がむしゃらに振ることはできましたが、質の悪い動作を多用していました。力感はあるのに、エネルギーが抜けていく感覚です。
「地面を蹴れ」「腰を切れ」といった言葉は指導として間違っていません。しかし、それを身体内部で支点化してしまうと、かえって質が下がります。
最初は多少質が悪くても構いません。
動作を行いながら、「ここは余計だな」と感じる力を一つずつ抜いていく。
そうしていくと、自然と無駄の少ないスイングになっていきます。
300yを飛ばすためのエネルギーを出し、それに耐えるためには、そのスイング動作に参加する要素が多いほど有利です。
肩で受け止めるのではなく、腰へ。
腰で受け止めるのではなく、丹田へ。
丹田で止めるのではなく、支持基底面へ。
そして地面へ。
支点を身体の内部から外へと拡張していくと、身体の使い方の変化に気づくはずです。
柔軟性(一般的な可動域)を高めることも大切です。しかしそれ以上に、「柔らかくあれる使い方」を前提に動くことが重要です。
意識的に地面を強く蹴ろうとした瞬間、腰を無理に回そうとした瞬間、そこが支点化してしまいます。
「シャローに入れる」「インサイドアウトに振る」といった技術的な言葉は大切ですが、それらは“作る”ものではなく、“動作の中に含まれる”ものだと考えています。
過去の自分に伝えるとすれば、こう言います。
「頑張っている感覚、力感、張力感、緊張と、実際にエネルギーが伝わっているかどうかは別物だ」
そして、
「エネルギーが伝わらなければ、いくら力を出しても飛ばない」
まずはエネルギーが通る構造を作ること。
それができて初めて、鍛えた身体が動作に参加します。筋トレが本当に意味を持ち始めるのも、その段階からです。
身体を鍛えることが目的ではなく、
鍛えた身体を“通す”ことが目的。
その感覚がつかめてから、ゴルフが以前よりもずっと面白くなりました。
まだまだ探究の途中ですが、今のところはこのように整理しています。
もし同じように「力はあるのに飛ばない」と感じている方がいれば、
一度、支点がどこにあるのかを観察してみてください。
そこにヒントがあるかもしれません。